内容説明
グローバル化社会のなかで危機に立つ日本語の言葉遣い。どうすれば日本語が会話や対話にとって使いやすい言語になるか―真摯な問いかけ。
目次
何が問題なのか
第1章 一人称二人称の過去と現在(日本語と世界の言語とにおける一人称二人称;日本語一人称はどうして増えてきたか;日本語と世界の言語とにおける二人称の増え方と英語のザウの消滅;日本語で一人称が二人称に転用されるのはどうしてか;一人称二人称の相称性と非相称性の問題 ほか)
第2章 日本語一人称二人称と対話(話し手と話し相手とを意味する一人称二人称とそれ以外に多くを意味する日本語一人称二人称;ダイアローグ(対話)の一人称二人称とモノローグ(独話、語り物)の一人称二人称
モノローグの方法としてのレトリック、対話をとおして善を追求する方法としてのダイアレクティック(弁証法)「わたしは考える」から出発する近代科学
上下の理と対等の理
感情を自然に託してうたう日本語と行為を人称詞に託して語る言語 ほか)
結論に代えて
著者等紹介
三輪正[ミワマサシ]
1926年鳥取県生れ、京都大学文学部卒。元大阪大学文学部教授、元神戸学院大学人文学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 人的資源管理要論