内容説明
古代ギリシア哲学のヘラクレイトスから現代思想のドゥルーズまで、計35人の哲学者を取り上げ代表作の一節にじかに触れるとともに、その人の哲学の全体像を的確に解説する通史的西洋哲学アンソロジー。哲学の入門・解説書はあまたあるが、本書の特徴は原文に触れることにある。だから書名は「哲学を読む」。なるべく哲学的発想の原点にたちかえり、「考える愉しみ」を味わえるように編集。より深い理解と読書のために参考文献と関連年表を付す。
目次
古代・中世(ヘラクレイトス―宇宙秩序としてのロゴス;デモクリトス―アトムと空虚;プラトン―“自然”から“善”へ ほか)
近世(ベーコン―四つのイドラ;デカルト―「我思う、ゆえに我有り」;パスカル―幾何学の精神と繊細の精神 ほか)
現代(ミル―功利計算を超えて;マルクス―商品の物神的性格;パース―記号的人間 ほか)