いくつもの声―ガヤトリ・C.スピヴァク日本講演集

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  • サイズ B6判/ページ数 147p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409030813
  • NDC分類 934
  • Cコード C1010

出版社内容情報

2012年秋、スピヴァクは京都賞受賞を機に来日、各地で四つのスピーチをおこなった。世界的な思想家、教育者、社会活動家となったいま、あらためて自身の来歴と活動をふまえ、グローバル化における人文学的想像力や民主主義の再考などについて、時にやさしく、時に力強く私たちに呼びかける。

【著者紹介】
1942年、インド・カルカッタ生まれ。渡米後、コーネル大学にて、ポール・ド・マンに学ぶ。現在、コロンビア大学教授。邦訳書に『サバルタンは語ることができるか』(みすず書房, 1998年)、『ポストコロニアル理性批判──消え去りゆく現在の歴史のために』(月曜社, 2003年)、『スピヴァクみずからを語る――家・サバルタン・知識人』(岩波書店, 2008年)、『スピヴァク、日本で語る』(本橋哲也ほか訳、みすず書房、2009年)などがある。

内容説明

2012年秋、スピヴァクは京都賞受賞を機に来日、各地で四つのスピーチをおこなった。世界的な思想家、教育者、社会活動家となったいま、あらためて自身の来歴と活動をふまえ、グローバル化における人文学的想像力や民主主義の再考などについて、時にやさしく、時に力強く私たちに呼びかける。

目次

1 いくつもの声
2 翻訳という問い
3 グローバル化の限界を超える想像力
4 国境のない世界

著者等紹介

スピヴァク,ガヤトリ・チャクラヴォルティ[スピヴァク,ガヤトリチャクラヴォルティ] [Spivak,Gayatri Chakravorty]
1942年、インド・カルカッタ生まれ。17歳でカルカッタ大学プレジデンシィ・カレッジを卒業し渡米。コーネル大学でポール・ド・マンに学び、W・B・イェイツの生涯と思索を研究した博士論文“Myself Must I Remake”(Crowell,1974)を提出。1976年にはジャック・デリダ『グラマトロジーについて』を英訳し、長大な序文と共に出版し注目される。デリダの哲学的方法論「脱構築」を政治・社会的領野に拡張し、人文社会学に多大な影響を与えた。現在、コロンビア大学教授。2012年京都賞思想・芸術部門受賞

星野俊也[ホシノトシヤ]
1959年、群馬県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程(国際関係論専攻)単位取得退学。国際公共政策博士(大阪大学)。現在、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授・研究科長、稲盛財団寄附講座「グローバルな公共倫理とソーシャル・イノベーション」講座長、大阪大学未来戦略機構第五部門「未来共生イノベーター博士課程プログラム」責任者、2011年度イナモリフェロー(第9期生)

本橋哲也[モトハシテツヤ]
1955年、東京生まれ。英国ヨーク大学大学院英文科博士課程修了。現在、東京経済大学コミュニケーション学部教授

篠原雅武[シノハラマサタケ]
1975年、神奈川県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程単位認定退学。現在、大阪大学大学院国際公共政策研究科特任准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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madofrapunzel

7
★★★★★ スピヴァクについては、幾つかの講演集が出版されていて、それもどうなのだろうと前は思っていたのだけれど、非常に良かった。というか、スピヴァクは著作のみを出して自分の主張を出していくタイプというより、いろいろ実践的な活動を展開している非常に精力的な人物である。そのへんは、デリダのコンスタティヴ/パフォーマティヴな哲学的姿勢を受け継いでいるのかもしれない。どちらにせよ、スピヴァクの言葉は非常に深い。はっきり言って、読んでいて非常に救われた。この人こそ、現代を代表する倫理を貫く人物である。スピヴァクに2014/08/02

おっとー

3
サバルタンとは想像するものであり、存在するものではない。サバルタンは教育を受けていない人々だと思われがちだが、そうなると彼らは文字を使えるようになった時点でサバルタンでなくなるため、思考の隘路に陥ってしまう。さらに、これでは安易な慈善が蔓延るだけだ。違う。スピヴァクはサバルタン概念の創出によって想像力の重要性を説いているのだ。そしてこうした想像力を育むために人文学が有用だと考える。上からになりがちな教育をいかに下から行い、問題解決者(これも実は存在しえない)を育てるか。彼女の思想と姿勢が凝縮された一冊。2016/05/31

保山ひャン

3
2012年に京都賞受賞を機に来日したスピヴァクが各地で開いた講演とワークショップの記録。アインシュタインの言葉「テクノロジーが我ら人類の営みと重なってしまう日が来れば、世界にはそのうち愚か者しかいなくなるだろう」を引いて、人文学の重要性を説き、グローバリゼーションを超えるのでなく欠如しているものを補完する方途を探る。それはトップダウン型の物質的な慈善主義だけではなく、想像力の訓練によってこそ実行されるのだ。いろいろと認識の目を開かせてくれる読書体験だった。2016/05/12

ckagami

0
よく理解できないまでも普段使わない脳の部分を使う気持ちよさがある。翻訳がこれどうなんだろう。こういう分野はこういう翻訳なのかな……2021/06/19

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