出版社内容情報
若冲、蘆雪、北斎……彼らはなぜ描かずにはいられなかったのか?
死ぬまでに見るべき名画はどのように生み出されたのか?
江戸の天才絵師たちの「生み出す力」の正体とは―――
この本で取り上げた絵師たちは、一般常識から逸脱したヤバい人物ばかり。みな波乱万丈な人生を送っている。
普通だったら、乗り越えることができないような辛苦を経験しながらも、かれらは後世に残る傑作を生み出した。 (本書「はじめに」より)
【ヤバい絵―登場絵師一覧】
長沢蘆雪 「才能を妬まれ、謎の死を遂げた絵師」
伊藤若冲 「驚異の集中力」
葛飾北斎 「死ぬ直前まで描き続けた狂気の絵師」
河鍋暁斎 「絵で人々の心を照らそうとした男」
酒井抱一 「遊び人を装う寂寥の絵師」
曾我蕭白 「無頼を装った孤独な苦労人」
喜多川歌麿 「謎の反骨絵師」
俵屋宗達 「成り上がり」
尾形光琳 「放蕩の果てに才能を開花させた男」
歌川広重 「不幸によって感性が磨かれた絵師」
狩野山雪 「才能を恐れられた絵師」
岩佐又兵衛 「戦国乱世を生き延びる」
<番外編>
蔦屋重三郎 「危険を冒して写楽を世に出した男」
内容説明
死ぬまでに観るべき日本の名画。若冲、蘆雪、北斎…彼らはなぜ、描かずにはいられなかったのか?江戸の天才絵師たちの“生み出す力”の正体。
目次
長沢蘆雪「幽魂の図」「幽霊図」 才能を妬まれ謎の死を遂げた絵師
伊藤若冲「雪中近鶏図」動植綵絵の一幅 驚異の集中力
葛飾北斎「八方睨み鳳凰図」 死ぬ直前まで描き続けた狂気の絵師
河鍋暁斎「処刑場跡描絵羽織」 絵で人々の心を照らそうとした男
酒井抱一「白蓮図」 遊び人を装う寂寥の絵師
曾我蕭白「山水図」 無頼を装った孤独な苦労人
喜多川歌麿「歌まくら」 謎の反骨絵師
俵屋宗達「牛図」 成り上がり
尾形光琳「紅白梅図〓風」 放蕩の果てに才能を開花させた男
歌川広重「江戸近郊八景 玉川秋月」 不幸によって感性が磨かれた絵師
狩野山雪「老梅図襖」 才能を恐れられた絵師
岩佐又兵衛「山中常盤物語絵巻」 戦国乱世を生き延びる
番外編 蔦屋重三郎 危険を冒して写楽を世に出した男
著者等紹介
定家菜穂子[サダイエナオコ]
日本美術&クリスタルギャラリーapiaオーナー。京都市在住。京都ノートルダム女子大学文学部英語英文科卒業、同志社大学文学部国文学科卒業。収集歴20年、若冲、応挙、蕭白、蘆雪、琳派など、近世絵画の真贋の見極めができる。本書が初の著書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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