出版社内容情報
生きづらさを独りで抱え込むすべての人へ贈る
韓国で15万部突破の衝撃作、待望の日本語版刊行決定!
韓国で特殊清掃の会社「ハードワークス」を経営し、自身も清掃員として現場へ赴くキム・ワン氏が綴る、孤独な死者たちの部屋に残された生前の痕跡。
キム氏の視線をだどった先に私たちは何を見るのか。
彼らを死へと追いやったものは一体何だったのか。
それぞれの部屋に残された届かぬままの「たすけて」が浮き彫りになる。
「コロナウイルス感染者が爆発的に増加し、毎日死亡者に関するニュースが続いていた2020年の初夏に韓国でこの本が発売されました。発売後すぐに多くの人が読んでくださり、出版社・書店・読者による「今年の本」に選んでくださいました。死という重い主題の本が成功した前例がなかった韓国で、思いもよらないことが起きたのです。」―本文より
内容説明
それぞれの部屋に残された届かぬままの「たすけて」が浮き彫りになる。生きづらさを独りで抱え込むすべての人へ贈る衝撃のノンフィクション。
目次
第1章 独りで死んだ人たちの部屋(キャンピングライフ;人生最後のゴミ収集;花のきれいなところに行ってね;貧者の死;黄金よ いつかは、沈黙の石ころのように ほか)
第2章 少しは特別な仕事をしています。(特別な職業;家を空ける楽しみ;エゴマ;幽霊屋敷の誕生;あなたを生かすか、私が生きるか ほか)
著者等紹介
キムワン[キムワン]
ソウル生まれ、釜山育ち。大学で詩と文学を学んだ後、出版社や広告会社で働いていた。30代後半に「専業作家になりたい」と思い会社をやめた。その後数年間日本に滞在する中で取材と執筆をしながら「死んだ人が残したもの」「人が死んだ場所を掃除する仕事」に関心を持つように。東日本大震災を経験した後、帰国して特殊サービス会社「ハードワークス」を設立した。彼が日常的に遭遇する「死の現場」について記録を残している
蓮池薫[ハスイケカオル]
1955年新潟生まれ。中央大学在学中の78年夏休みで実家に帰省していたところを現在の妻祐木子さんと共に拉致される。24年間北朝鮮での生活を余儀なくされる。02年10月に帰国。市役所勤務を経て、新潟産業大学非常勤講師として働くかたわら、04年9月中央大学法学部に復学し、08年卒業。13年3月新潟産業大学大学院博士前期課程修了。現代社会文化研究科博士学位(学術)取得。現在新潟産業大学で准教授として韓国語、韓国文化などを教える。著書:「半島へふたたび」で第8回新潮ドキュメンタリー賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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