内容説明
フォトグラファー・市橋織江ファースト写真集。
著者等紹介
市橋織江[イチハシオリエ]
1978年7月7日生まれ。武蔵野美術大学中退。スタジオ勤務後、カメラマンアシスタントを経て、2001年独立。広告、CDジャケット、雑誌や書籍のカバーフォトの他、CMや映画などの映像作品も手掛け、幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジョニーウォーカー
18
無印良品の広告でもおなじみ、市橋織江のファースト写真集。表紙でもお分かりいただけると思うが、もうその清澄感たるや尋常じゃない。まるで森の朝の空気のような透明な深さがある。アイスランド、ベルギー、富士五湖、京都、東京、バリ、セネガル、アメリカ、ブラジルと、世界各地を旅しながら撮影した全106枚。気候も文化も人種もまったく違う場所のはずなのに、すべてに彼女にしか出せない同質の空気が流れていることにまた驚かされる。日本の若き才能から届けられた、まさに贈り物のような一冊。プレゼントにも最適です。2010/11/04
R氏
11
光が、脱脂綿に落とされた水の粒のように拡がり、ぐんぐんと、じわじわと、写真全体を包みこんでいる。淡い彩りの世界が眩しい。 とても優しい真綿のようなこの写真集のもつ力が、さりげなくひっそりと私に訴えかける。 長田弘のように「世界はうつくしいと」。 私も同意せざるを得ない。 2011/03/09
あお
7
柔らかで透明感のある光が印象的。どの写真もあまり温度を感じない。暑い国も寒い国も、同じ穏やかさに満ちているかんじ。たとえば騒がしい教室がふと静かになった一瞬みたいな、時間と時間のあわいを切り取ったような写真集だと思う。とても好きです。2009/06/25
telephone
4
水彩画みたいな写真。透明感を味わえた。2020/11/14
メルティ
2
私におだやかな時間をくれる大切な一冊。2011/08/28