内容説明
奇妙なことに、犯人は現金の運び役を指名してきた。指名された営業部員と犯人とは、何かつながりがあるのだろうか。現金を乗せた車は高速道路を北に向かっている。警察の捜査陣がその車を追尾する。しかし、そんな警察をあざ笑うように、犯人は次々と、運び役の営業部員に指示を出していく。車は次第に出羽三山の山深く入っていった…。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
1933年、長野県に生まれる。1980年、『九月の渓で』で、第3回小説宝石エンターテインメント小説大賞を受賞し作家デビュー。以後、山岳ミステリーの第一人者として人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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