内容説明
冬山で遭難死した友人の遺品を調べていると、所持品の中から書籍のコピーが見つかった。山の紀行文らしい。なぜ彼はこの文章をノートに挟んで山に登ったのか。調べていくうちに、彼の遭難死は、事故ではなく、殺されたのではないかという疑いが強まった。彼は登山届も出していない。山のベテランの行動としては考えられないことだった。事故の背後に何があるのか。岳友たちは真相を追及するために、冬山に挑んだ。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
1933年、長野県に生まれる。1980年、『九月の渓で』で、第3回小説宝石エンターテインメント小説大賞を受賞し作家デビュー。以後、山岳ミステリーの第一人者として人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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