内容説明
サクラメントの州庁舎で宿泊していたマッカーサー元帥は、その報告によって起こされた。「大変です!新手の日本軍がロスアンゼルスの北方域に大挙して押し寄せたとのことです!」マッカーサー元帥は、すかさず報告しにきたウィロビー情報部長に質問した。「ベーカースフィールドの油田付近はどうなっているのだ?」「残念ですが、主戦場になってしまいました。現在は戦闘中とのことですが、破壊は免れないでしょう」「では、今度の敵の降下範囲はかなり広いのだな?」「今のところ、ロスアンゼルスの北方からベーカースフィールドにかけての範囲しか確認されておりません。敵の目的は油田の破壊もしくは占領にあったものと思われます」三大油田を失ったアメリカは日本との戦争を終結へ―。
著者等紹介
子竜螢[シリュウケイ]
1954年11月25日、富山県高岡市生まれ。会社員や商店経営を経て、1996年『不沈戦艦紀伊』(全16巻学研刊)でデビュー。第2回の「歴史群像大賞」(学研主催)では、奨励賞を受賞した。現在、「FMラジオたかおか」のパーソナリティーとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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