内容説明
日本人観光客でにぎわう、ニュージーランドのクック山のふもとで、観光バスが転落した。それとは別に、同じニュージーランドで日本人登山者の他殺死体が発見された。警視庁の白鳥刑事は、気心の知れた月村をともなって現地に飛んだ。さらに殺された男の身元を調べているうちに、過去に起きた日本の北アルプスでの山岳事故の死亡者の影が浮き彫りになってきた。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
1933年、長野県に生まれる。1980年、『九月の渓で』で、第3回小説宝石エンターテインメント小説大賞を受賞し作家デビュー。以後、山岳ミステリーの第一人者として人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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