内容説明
大和がアイオワ級を圧倒しつつあった頃、航空戦艦伊勢、日向とニュージャージーの砲撃戦も、たけなわとなっている。同航戦の開始から一五分後となっても、両軍はお互いに決定的な打撃を与えきれていない。伊勢と日向が、数の優位を利用して、お互いの弾着が重ならないよう、十六門の三六センチ砲の一斉射撃を三〇秒ごとに繰り返す。一方、ニュージャージーは、一番艦の伊勢だけを集中的に狙い、やはり十六インチ主砲の一斉射撃を連続して放つ。受けている打撃としては、伊勢のほうが大きい。ニュージャージーが放った八度の斉射で、伊勢は一〇発の命中弾を受けていた。
著者等紹介
内田弘樹[ウチダヒロキ]
1980年愛知県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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