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Joy novels
携帯フォビア

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  • サイズ 新書判/ページ数 354p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408604763
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

二十五歳の営業マン清水和也は、携帯のない暮らしなど考えられない完璧な携帯依存症。その彼が、携帯電話を忌み嫌う携帯恐怖症の六人の女と知り合った。彼女たちは、いずれも携帯にまつわる心のトラウマを抱えており、そのうちのひとりが、和也にショッキングな心霊現象を見せつけたうえで重大な警告を発する。「携帯フォビアの誰かがあなたを殺します」と…。やがてその警告は真実となった!犯人は誰?そして殺人の動機は。

著者等紹介

吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年東京出身。一橋大学商学部卒。ニッポン放送ディレクター、扶桑社編集長を経て1990年、横溝正史賞佳作に選ばれたのをきっかけに専業作家に。朝比奈耕作、氷室想介、志垣警部、烏丸ひろみなど推理作品シリーズやホラー、心理サスペンスを中心に精力的な執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヤスヒ

5
登場人物は皆どこかしら歪んだものを持っていて好印象を持てず更にそれに加え主人公はなんて自己中なんだ(怒)と嫌な気持ちで読んでいたが・・・。エピローグを読んで少し反則かなぁと思いつつも"なるほどなぁ"と。少しだけ主人公の印象が変わった。吉村達也さんの作品はかなり久しぶり。巻末の著作リストを見たらいつの間にか凄い作品数になってびっくりしたが一気に読ませる力量は相変わらずだった。2011/07/23

ブルーローズ

4
今や携帯依存は普通のことですが、この主人公は・・・さて、フォビアとは恐怖症のことですが、主人公が一人一人、その原因を探ろうとすると、人間の怖さが浮き出てくるのです。とにかく途中で止められない!2011/03/31

梨愛

3
本当に携帯恐怖症だった人は意外な人物だった。少しずつ変わった人がたくさん出てくる話。この作家さんの作品は着眼点が面白いけど引き込まれる感じではないんだよな…でも最近よく読んでる気がする。2017/11/06

kyhitsuji

3
携帯依存症の主人公清水和也と携帯恐怖症の6人の女性が出会い、その中の一人の千佳に「携帯恐怖症6人の中の一人に殺される」と警告をされて、やがて大事件に発展していく。 小説の視点が第一部は主人公清水和也の一人称・第二部は三人称。何故こんな構成なのかは最後まで読むととても納得。 2段オチな結末は驚いた。 主人公を含む登場人物は自分本位だったり、ヒステリー、妄想癖、性格悪いで誰一人として感情移入できないのが凄い!!少しでも「この人は性格が良い」と思って読んだらかなりがっかりします。2015/01/06

心音

3
今の世の中、ケータイ はなくてはならないものになってきつつある。 本当の名称は、携帯電話、でも、カタカナで ケータイ と表すのがぴったりな感がある。 そんな中、あえて ケータイ を携帯しない6人の女。 それに対する、ケータイ依存症の若い男。。 設定は面白いと思った。。 まさに、今だからこその発想だと。。 と思いつつ読んでいくと、、さすが、、推理小説だけの事はある! 最後に、、そうだったのか~~と納得。。 読みながら、途中までは想像できたけど、ラストをどう締めるのか考えていたけれど、、 その手があったか! 2011/03/21

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