内容説明
人気グルメ評論家・石田が熱海で何者かに殺された。彼との打合せのために熱海に来ていた旅行会社の調査員美代川麗子は、大学の先輩でもあった石田のために自ら事件の調査を始める。殺害される直前、石田は妻に「あした“かねやま”に、高遠蕎麦を食べに行く」と電話を入れていたらしい。だが、高遠では“かねやま”は見つからない。困惑する美代川に、高遠蕎麦の本場は会津、という情報が。さっそく会津に飛んだ彼女は、そこで石田が3年前の事故死を調べていたことを知る―。書下ろし旅情ミステリー。
著者等紹介
金久保茂樹[カナクボシゲキ]
1947年、東京生まれ。紀行作家、料理評論家などを経て、1999年に作家デビュー。旅情、美食、鉄道トリックの興趣が支持を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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