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深海の覇者・潜水戦艦伊五〇〇〈下〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408604466
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

中佐は通信兵をそばに呼び寄せると、荒木少将へ報告する。「工場へ突入を開始す!」腕時計を見た。午前三時三〇分を過ぎている。「夜明けまで二時間か。その後が問題だな」アメリカ軍も、ようやく日本軍の規模を知ったはずだ。潜水艦からのゲリラ的な上陸だと考えて警官隊に任せたのだろうが、これで、本気で反撃に転じてくるはずだった。「おそらく、タコマ基地からの空襲が最初だろう」ボーイング社では中距離の爆撃機も量産しているから、いくらでも飛んでくるはずだった。「とすれば、工場や市街地にいるほうが安全だ」民間人を人質にすることも考えはしたが、沖縄へ侵攻中のアメリカ軍が県民を人質にした例は報告されていなかった。「海軍陸戦隊は、まず紳士でなくてはならぬ」それが創設当時からの隊規であったのだが、民家への火災の広がりだけは、どうしようもなかった。もっとも、陸戦隊が火を放ったわけではないので、紳士的な戦いは続けられている。「寺沢少佐へ通信連絡!二時間での帰還は取り消し、工場の完全占拠を目指すべし!」―『伊五〇〇』の三式弾がシアトルの上空に炎の花を開く。

著者等紹介

子竜螢[シリュウケイ]
1954年11月25日、富山県高岡市生まれ。会社員や商店経営を経て、1996年『不沈戦艦紀伊』(全16巻学研刊)でデビュー。第2回の「歴史群像大賞」(学研主催)では、奨励賞を受賞した。現在、「FMラジオたかおか」のパーソナリティーとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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