内容説明
このときB部隊もまた目標上空に到達していた。指揮官は目標の大きさにたまげた。大和の大きさは見慣れているが、それをはるかにしのぐ印象である。さながら浮かぶ鋼鉄の島である。このように巨大な戦艦がいったいこの世に存在するものかというのが、第一印象だった。かたわらにつきそう駆逐艦が水澄ましのように小さくみえる。巨大だけあって対空砲火もものすごい。まるで雲のように濃密な弾幕を張ってきた。そのなかを攻撃隊形をとる。小沢機動部隊、ソ連巨大戦艦を猛攻!インド洋での激闘はじまる。
著者等紹介
田中光二[タナカコウジ]
昭和16年2月14日、京城生まれ。早稲田大学第二文学部卒。『黄金の罠』で第1回吉川英治文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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