内容説明
イタリア・ヴェネチアで新しい香水を制作した天才調香師・矢代幸生が突然失踪し、日本の北海道・富良野で刺殺死体となって発見された。彼が創った香水の匂いに包まれて―。調香表が盗まれており、事件は新しい香水が生み出す利益をめぐるトラブルのように思われた。だが、香りに疑いを抱いた幸生のフィアンセ・柳井悠は、宮之原警部とともに事件の解明に奔走する―。
著者等紹介
木谷恭介[コタニキョウスケ]
1927年、大阪生まれ。私立甲陽学園卒。浅草の劇団「新風俗」、「三木トリロー文芸部」などを経て、ルポライターとして活躍。1977年頃より風俗営業の女性を題材とした小説で一躍注目を浴び、その後『赤い露の殺人行』で旅情ミステリーの分野に進出。近年は宮之原警部が活躍するシリーズが人気を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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