内容説明
現場は北アルプスの常念岳だった。転落事故とは思えなかった。遺体の背中に靴跡が残っていたのだ。誰かに蹴られたか、踏まれたかしたのだろう。その靴跡から、犯人に行き着かなければならない。道原警部はその登山靴を特定するため、東京の登山用品店を訪れた。靴を購入したのは誰か?捜査の過程で、その靴が不思議な歩みをしていたことが判明した。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
1933年、長野県に生まれる。1980年、『九月の渓谷で』で、第3回小説宝石エンターテインメント小説大賞を受賞し作家デビュー。以後、山岳ミステリーの第一人者として人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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