内容説明
警視庁に110番通報があった。「主人が、朝、起きたら死んでいたんです」。通報してきたのは、練馬区の住宅街に住む会社会長の妻。邸宅の3階から墜落死したらしい。自殺か他殺か結論が決められないまま、捜査が進む。八木沢警部と島野刑事が関係者への事情聴取を続けていると、会長は以前浜名湖へ旅行していたときオルゴールの音色をひどく怖がっていたことが判明する。浜松に出かけて捜査した二人の前に明らかになった、事件の意外な背景は…。
著者等紹介
大谷羊太郎[オオタニヨウタロウ]
1931年生まれ。慶応大学在学中にプロミュージシャンになり、中退。以後20年間を芸能界で過ごす。1970年『殺意の演奏』(講談社)で江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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