内容説明
岩井絵里と遠野樹は事務所を共有している仕事のパートナー。樹がコーチをしている高校のサッカー部員が不祥事を起こし、その責任を感じた彼は、四国遍路へ旅立つ。絵里のもとへ遍路日記が送られてきたが、ある日突然それが途絶える。ちょうどそのころ、神戸で変死体が発見された。死んだ女性は、四国遍路の納札を握り締めていた。そこに書かれていたのは「遠野樹」という文字―。
著者等紹介
大野優凛子[オオノユリコ]
愛媛県出身。ライオンズクラブ事務局、人材派遣コーディネーターを経て『翠の月』でデビュー。初ミステリーは『松山城・雪の殺人事件』。地元テレビにコメンテーターとして出演、愛媛新聞にエッセイを連載、南海放送ラジオパーソナリティを務めるなど、多方面にて活動中
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