内容説明
香道家元の夫が殺された!芳しい烟りに秘められた謎とは!?フィールドワークとして近江・鳥居本を訪れた民俗学者の潤一郎は、父親を捜す美咲という女性と出会う。失踪前に父が「鳥居本へ帰りたい」と話していたのだという。しかしそこには父親の影はなかった。さらに「鳥居」とつく地名を捜すという美咲と別れて京都に向かった潤一郎は、ふとしたことから殺人事件に巻き込まれてしまう。殺されたのは有名な香道家元の夫で、史学科名誉教授。事件を調べはじめた潤一郎は、奥嵯峨で思いがけない事実を知る…。全く別と思われた失踪と殺人―ふたつの事件を結ぶのは謎の言葉“ホサハ”―。
著者等紹介
秋月達郎[アキズキタツロウ]
昭和34年5月15日、愛知県半田市に生まれる。早稲田大学を卒業後、東映に入社。本編映画のプロデューサーを経、作家に転進。現在、仕事のかたわら、町家と運河の研究に勤しみ、地域における町づくり支援をつづけている
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