内容説明
偶然居合わせた二組のパーティ。いずれも吹雪を避けて、ここに避難してきたのだ。しかし、そこに新たに髭面の男が入ってきた。悲劇はそこから始まった。男は傍若無人な振る舞いで、そこにあった食料を次々と平らげていく。このままその男の行いを許しておくと、自分たちの食料もなくなってしまう。殺さなければならない…、それが暗黙の了解となった。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
1933年、長野県に生まれる。1980年、『九月の渓谷で』で、第3回小説宝石エンターテインメント小説大賞を受賞し作家デビュー。以後、山岳ミステリーの第一人者として人気を博している
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