内容説明
猛吹雪に見舞われた北アルプス山腹。被害妄想の旧伯爵が建てた「奇巌城」という名の別邸に招かれた5人の男たち。なぜか全員イニシャルがM。だが、そこに招待者の姿はなく、突然“ドクターM殺人事件”の開幕が告げられた。しかも犯人は2人と明言!誰が味方で、誰が敵?脱出不能、外部との連絡手段もない状況でゲストは究極のパニック状態に…。山荘ミステリーの常識を覆す「犯人複数宣言」からはじまる恐怖の心理ゲーム。
著者等紹介
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年東京出身。一橋大学商学部卒。ニッポン放送ディレクター、扶桑社編集長を経て1990年、横溝正史賞佳作に選ばれたのをきっかけに専業作家に。朝比奈耕作、氷室想介、志垣警部、烏丸ひろみなど推理作品シリーズやホラー、心理サスペンスを中心に精力的な執筆活動を展開
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感想・レビュー
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kei@名古屋
7
文庫版王様のトリックを読了2015/04/25
みかりん
6
総理大臣からの招待状が届き 雪山の別邸に集まるイニシャルがMの5人の男たち。いきなり始まるドクターM殺人事件。5人のうち2人が犯人。誰と誰が組んでいるのか、人間不信になる人たち。なんとも 切ない結末ですが サクッと読めて面白かったです。2018/10/09
そのぼん
3
雪山の密室をモチーフにしたミステリーでした。 意外な犯人で最後まで楽しめました。2012/02/27
さるきち
1
そこそこ面白い内容だつた。シナリオ的にはちょっと無理があるけど、最後まで読ませるのはさすが。2017/06/20
らん丸
1
★★☆☆☆タイトル変更前に読みました2014/08/10