内容説明
横浜の山の手に建つ豪邸で凄惨な殺人事件が起きた。被害者は家主の老女と、二人の男。男たちは暴力団構成員であることが判明したが、家主との関係は判らない。所轄本牧署の警部御手洗麗子が捜査に乗り出す。彼女は、一匹の猫を介して生前の老女と交際があった。捜査線上に浮かんだ凶暴な殺人鬼の影と深まる謎。血の報復を企む暴力組織の不穏な動き…。麗子の執念が真犯人を追い詰める。
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年、熊本県生まれ。放送作家を経て、94年『かまち』(扶桑社)で作家デビュー
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