内容説明
和歌山県の山深くにある龍神温泉に、熟年夫妻がタクシーで向かっていた。その途中の山道で、若い女性が運転する乗用車が、猛烈な勢いでタクシーを追い抜いていった。その後宿についた夫妻を刑事がたずねてきて、山道で車の転落事故があったという。てっきりあの女性が運転していた車が転落したものと思ったが、事故を起こしたのは、夫妻が乗っていたタクシーだったのだ。それが事件の発端だった…。
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
コピーライター・CM制作会社社長を経て、1980年、処女長編「死者の木霊」でデビュー。以後、「本因坊殺人事件」「萩原朔太郎の亡霊」など、次々と話題作を発表し、人気作家の地歩を固める
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
4
やっぱり浅見2011/01/30
ゆーや
2
前回呼んだ内田先生の短編集にもゼニガタシリーズ収録されてたけど好きだなあ笑今だったら映像化しやすそうだけどな、もうしたのかな?今作ではやっぱり「鏡の女」がつらい。「僕が探偵だった夏」を先に読んでたから夏子ちゃんのことわかってたし、メッセージに気づけなかったお姉ちゃんと光彦………!おもしろかったですっ2015/04/06
まきんぼ
2
内田康夫の短編集も悪くない。そして、あとがきの自画自賛っぷりも健在で大変よろしい(笑)福原とゼニガタシリーズ読みたくなったな♪2015/01/19
くくクルン
1
内田康夫さんにしてはめずらしい短編小説集だった。だいぶ以前のものもあったが、新鮮で読み応えがあった。2006/03/02
めぐみこ
1
なんだか結局、女は怖いって話が多かった気が。「少女像は泣かなかった」だけ既読。「優しい殺人者」はドラマ視聴済み。トリを飾る「ルノアールの男」は設定が馬鹿馬鹿しく、好き嫌いが分かれそう。私は苦手。2013/12/08
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