内容説明
陸軍の反対でミッドウェー作戦の変更を余儀なくされた山本五十六は、米内大将と協議、陽動作戦であったアリューシャン方面を主戦場とし、アラスカ攻略を最終目標に決めた。南太平洋の島々よりも直接米本土を攻撃したほうが、ルーズベルトへの圧力は強まると判断したのだ。陸軍も積極的に上陸部隊を編成するという。また、以前よりドイツから要請されていた援ソ軍需物資のベーリング海ルートを潰すこともできる。だが、アラスカ上陸の川口支隊を援護する第21戦隊に米海軍の第8任務隊が迫っていた。
著者等紹介
高貫布士[タカヌキノブヒト]
神奈川県出身。1956年生まれ。学生時代に、軍事評論家小山内宏氏、航空評論家青木日出夫らが創設した軍事学セミナーで軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト・作家として活動。著作はノンフィクション、フィクションを問わず多数
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