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内容説明
「死との距離」はどうして生まれたのだろう。HIV感染者との交流と彼らの死を記してきたノンフィクション作家自身の心の変化が豊饒に、克明に描かれている。本書は既成の枠組みを超えた新しいノンフィクション作品。
目次
第1章 「病/エイズ」とのコラボレーション
第2章 境界線を越えて
第3章 世界と接続する感触
第4章 「健康」という政治
第5章 隣人への挨拶
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Maumim
0
ターゲットによってさまざまなポスターが面白かった。そして、日本人だけがかかるコレラの正体・・・。少し前に出版されたものなので、日本のHIV/AIDSをとりまく今の状況が知りたい。2012/07/03
maharasa
0
エイズの本だから、という読み方ではなく、自分達と同じ延長線上にある出来事、つまり、死との関係性を本当にそして、不器用に純粋に描いてある。死に直面し、死を意識することにより、本当に生が見えてくるのかもしれない。我々も、毎日、一歩一歩死へ全身していることを忘れてはならない。エイズを通して、見える、日々の時間の過ごし方をもう一度考えるきっかけをもらった、そんな素晴しい本です!2009/02/13