内容説明
嫁・妻・母として家を守りながら作家としても大人気の著者が、生まれて初めての一人暮らしに挑戦。仕事場のある大阪と加古川の自宅を往復しながら見えてきた夫婦の絆や家族の関係、そして新しい自分―著者初のエッセイ集。
目次
第1章 大阪一人暮らし
第2章 別宅・本宅かけもち主婦
第3章 ニッポン外さま漫遊記
第4章 旅が私を待っている
第5章 妻・ヨメ・娘そして母
第6章 明日もキラキラ
著者等紹介
玉岡かおる[タマオカカオル]
1956年兵庫県三木市生まれ。神戸女学院大学卒業。89年『夢食い魚のブルー・グッドバイ』(新潮社)で文壇デビュー。『お家さん』(新潮社)で第25回織田作之助賞を受賞。執筆のかたわら、テレビやラジオにもコメンテーター、パーソナリティーとして出演中。大阪芸術大学大学院・客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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むつこ
17
姑や子供たちが巣立ち、ちょっとした一人暮らしを始めた玉岡さん。海外旅行や関西の土地感がないため読んでいてもさっぱりわからない。唯一六ヶ所に訪問した話には笑えた。昔のお姉さんがバスガイドをしてるのだ。約4年ほどの一人暮らしで夫と愛犬の待つ家に戻る姿がほほえましく思えた。2015/02/04
九月猫
6
子供が自立したのをきっかけに、家の内にこもり家族にために尽力する「奥さま」ではなく、家の外でへ出て自分のために時間を使う「外さま」に、と一大決心した玉岡さんの大阪一人暮らし記。「外さま」という言葉に面白さを感じて読んでみたものの、うーん。玉岡さん、もともと割と「外さま」だよね……。子供さんはもちろん、姑さんのお世話も隣保の役員も檀那寺のなんやらも、ちゃんとやってらっしゃるのに「外さま」感漂いまくりで……。播州についても、ガラも言葉も悪い・田舎とばかりで、ええとこをちっとも出してくださらなかったのも残念。2014/03/17
秋桜
3
玉岡かおるさんの素顔というかプレイベートな面が見えておもしろかったです。同じ播磨地方に住んでるので余計に親近感を。 お姑さん、お寺との付き合いでも、うん、うん、わかるなと頷いてしまう面もあり。作家であり嫁であり妻でもあり母でもある玉岡かおるさん、応援したいです。2015/03/03
プクプク
3
同じような年齢の作者の短いエッセイがいくつも入ってる。そうそう!と思うこともあって、読んでて楽しい。知ってる関西のいろんな場所が登場するのもいい!楽しい失敗談も盛り込まれ、気持ちがかる~くなりました。2014/03/09
パンダネコ
2
近頃、自分の生まれる前の歴史の本としてお世話になっている、玉岡かおるさんのエッセー集。子育てや介護に一段落ついて『奥様』が『外様』になって、別邸をもった期間のお話。あ〜こないな人やったんやぁと感心することしきり。大変おもしろく拝読しました。2015/05/09




