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親と闘った文豪―昭和の名作はこうして誕生した

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  • サイズ B40判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408593081
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0295

内容説明

昭和という時代、とくに戦前は、子どもにとって親は絶対的な権威ある存在だった。たとえいじめや抑圧にあっても、反抗することは許されなかった。まして、子どもが親を殺害するというような事件は考えられなかった。だが、親とのそんな相克に苦しみながらも、かえってそれをバネにして、作家として数々の名作を残した人たちも多かったのである。親子関係が崩れてしまった平成の時代、そのあり方に反省を促し、救いを提起する、ユニークな1冊。

目次

痛烈なアンチ父の生きざま―三島由紀夫
「川口家は俺から始まる」といえる実績―川口松太郎
「乞食王子」の反骨精神―吉田健一
文名に気圧されたか晩年の父―水上勉
親の愛に飢えていた生涯―太宰治
「くそ婆あ」に反発した七十九年―今東光
超楽天家の父と超苦労性の母―松本清張
亡父は年下の文学青年―吉行淳之介
経済的困窮と老醜への憐憫―山口瞳
親の醜悪部分を徹底的に描く―丹羽文雄
私生児のコンプレックスを超えて―高見順
父親ゆずりの「唯我主義」―永井荷風
親に似ぬ自分をつくりあげたい―井上靖
「転移」で救われた青少年期―芹沢光治良
近親憎悪と自己嫌悪の少年期―坂口安吾
ポンチ画描きより芸術家に―岡本太郎
詩人の魂と実業家の使い分け―辻井喬

著者等紹介

山本祥一朗[ヤマモトショウイチロウ]
1936年、岡山県生まれ。早稲田大学文学部卒。ソニーの視聴覚教材製作の後、68年『みちのく酒の旅』(秋田書店)が処女作。酒造組合「日本酒で乾杯百人委員」の一人として、酒をテーマにした著書を多数発表。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dio1204

2
親と仲が悪い人に、お勧め。いろんな親子関係を知ることが出来る。2013/12/26

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