内容説明
歌舞伎は本来、先端の芸能であった。そして、時代の観衆の好みに合わせて幅を広げてきた。歌舞伎には、四〇〇年にわたって工夫を重ねて蓄積した、先人の智慧が詰まっている。言葉を通して、歌舞伎はどういう芸能・演劇なのかを探るのが本書の目的である。
目次
第1章 役者の実際
第2章 上演のしくみ
第3章 歌舞伎の芸
第4章 作劇法と作品の種類
第5章 演出と見どころ
第6章 舞台の設備と美術
第7章 音楽と音
著者等紹介
赤坂治績[アカサカチセキ]
演劇評論家。1944年、山梨県生れ。劇団前進座、演劇出版社勤務を経て独立。新聞・雑誌に演劇批評を執筆するかたわら、講演等を通じて、歌舞伎の普及に努めている
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