出版社内容情報
鷹央の兄、天久翼。
兄妹シリーズ、始動!
神酒クリニック。
院長である神酒章一郎のもとに集ったのは、六人の天才たち。
そして、その中には、あの天久鷹央の兄、天久翼の姿もあった。
とある資産家から息子殺害の犯人探しを依頼された翼たちは、事件が想像以上の「闇」を孕んでいることに気づく。
違法賭博。誘拐。殺人。複雑に絡み合う謎の真相は?
現役医師による、もう1つの代表シリーズ。
ハードボイルド医療ミステリー!
内容説明
神酒クリニック。院長である神酒章一郎のもとに集ったのは、六人の天才たち。その中には、天久鷹央の兄、精神科医・天久翼の姿もあった―。とある資産家から息子殺害の犯人探しを依頼された翼たちは、事件が想像以上の「闇」を孕んでいることに気づく。違法賭博。誘拐。殺人。複雑に絡み合う謎の真相は?現役医師による、もう1つの代表シリーズ。ハードボイルド医療ミステリー!(『神酒クリニックで乾杯を』改題・改稿)
著者等紹介
知念実希人[チネンミキト]
1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年、第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を『レゾン・デートル』で受賞。12年、同作を改題、『誰がための刃』で作家デビュー(19年『レゾンデートル』として文庫化)。15年『仮面病棟』が啓文堂文庫大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
83
以前読んだはずなんだけど、ほとんど忘れてた。神酒クリニックで〜を出し直したんよね。確かに、こっちはハードボイルドだよね。実はこっちの方が天久鷹央シリーズより好きかも。チームワークも良くって、ホント探偵って感じ。でもこのシリーズ、翼より神酒なんだよね。これから翼シリーズとして書いていくのかな。淡雪の方も話忘れてるだろうから読み直そう。2025/06/01
真理そら
56
鷹央の兄・翼が所属する神酒クリニックの面々が繰り広げるあれこれ。鷹央が「わたしが本格ミステリーの探偵で、兄貴たちはハードボイルドの探偵」とシリーズの性格の違いをまとめてくれている。医療事故で有名になりすぎた外科医・九十九がもたつきながら神酒クリニックのユニークな面々と事件を解決していく物語。プロローグとエピローグで鷹央が小鳥自慢をしているのが微笑ましい。2025/02/11
坂城 弥生
40
神酒クリニックで乾杯をの改題改稿の今作。鷹央だけじゃなく翼の活躍もシリーズになるかなぁ?2025/02/25
わむう
25
天久鷹央シリーズがとても好きなので、お兄さんのシリーズも読まなくてはと思い読みました。鷹央シリーズよりもハードボイルドでした。翼兄さんよりも神酒院長のキャラの方が強かったです。2025/02/23
よっち
25
天久鷹央の兄、天久翼が働く神酒クリニック。院長である神酒章一郎のもとに集った六人の天才たちが、患者の悩みを取り除くため事件解決にまで乗り出す医療ミステリ。とある資産家から息子殺害の犯人探しを依頼された翼たち。調べるうちにその事件が違法賭博、誘拐、殺人まで複雑に絡み合う想像以上の「闇」を孕んでいることに気づく展開で、個性的で特殊な能力を持つクリニックの面々に、振り回される医療事故で働き場所を失った外科医の九十九という関係性は、ある意味著者さんお得意の構図なのかもですね(苦笑)鷹央たちとの横の繋がりにも期待。2025/02/06