実業之日本社文庫<br> 忘れものは絵本の中に

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実業之日本社文庫
忘れものは絵本の中に

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784408559001
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

切ない夜は、ここへおいで――。
疲れた大人を癒す、不思議な「絵本バー」へ。

懐かしい絵本の中に隠された
《真実と愛》を探す旅に出る。

落涙必至、珠玉の物語!

繁華街の片隅に、「絵本Bar クレヨン」はある。
亡くなった祖父が託したという本を求め、青柳由良は店へ通うことに。
バーの客は過去に大切なものを置き忘れた大人ばかり。
飼い猫との思い出に浸る男、実母と確執のあるOL、息子に過干渉な母親、妻の介護に追われた夫……。

切ない別れも伝えられなかった言葉も、そして明日を目指す勇気も、
すべては、あの「絵本」の中にある。

名作絵本を手に、彼らは今日も、自らの心の迷宮に足を踏み入れる――。


これは「本当の自分」を取り戻す、「迷える大人」のための物語。
最高に心温まる、奇跡の感動作!!

ラスト、あなたはきっと涙する!!

内容説明

繁華街の片隅に、「絵本Bar クレヨン」はある。亡くなった祖父が託したという本を求め、青柳由良は店へ通うことに。バーの客は過去に大切なものを置き忘れた大人ばかり。飼い猫との思い出に浸る男、実母と確執のあるOL、息子に過干渉な母親、妻の介護に追われた夫…名作絵本を手に、彼らは心の迷宮に足を踏み入れる。落涙必至、珠玉の物語!

著者等紹介

有間カオル[アリマカオル]
『太陽のあくび』で第16回電撃小説大賞「メディアワークス文庫賞」を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

106
タイトルと表紙に一目惚れ&衝動買い✨お客さんたちが直面してる現実が思った以上にシビアで切ない。絵本の不思議な力を借りて一歩前進していく展開が良かった。サクサク読めて面白かったです。2024/08/27

よっち

26
亡くなった祖父が託した本を求めて、繁華街の片隅にある「絵本Bar クレヨン」に通い始めた青柳由良が、バーに通う客の大切な過去に触れていく連作短編集。バーを訪れる過去に大切なものを置き忘れた大人たち。飼い猫との思い出に浸る男、実母と確執を抱えるOL、息子に過干渉な母親、妻の介護に追われた夫。それぞれが抱える悩み事や葛藤が描かれる一方、そこで出会った1冊の本が不思議な力で向き合う機会を与えて前に踏み出す勇気に繋がっていく構成になっていて、少しばかりファンタジー要素も絡めながら導いていくとても優しい物語でした。2024/09/03

ぐっち

18
新宿ゴールデン街のバーで借りた絵本で、人生の忘れ物を思い出す。家族との関係の中で、今、ちょっとだけ行動しておきたいこと、あるかもしれない。2話目の本だけ知らなかったけれど、残りの3冊はうちでも読み聞かせしたなあ。うちの息子もそろそろ一人立ちなので、3話目がめちゃめちゃ刺さりました。2024/11/02

しばこ

12
少しファンタジー色が強く感じられてしまったけど、悩める人たちがそれぞれ絵本に導かれるように一歩を踏み出し、癒されていく優しい短編集でした。2024/08/29

スミレ

10
装画とあらすじに惹かれて手にした1冊。 心に悩み事や葛藤を抱えた人がなぜか足を運んでしまう絵本bar「クレヨン」。 そこで出会った1冊の絵本の不思議な力により、自分自身や過去、置かれた環境と向き合い、一歩を踏み出す、そんな優しいお話でした。 絵本barの真相はエピローグを読んでもわからぬまま。 でもこの不思議な感じがいいのかな。 2024/08/31

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