実業之日本社文庫<br> 向日葵を手折る

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実業之日本社文庫
向日葵を手折る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408558097
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

消えた向日葵、連続する不穏な事件――
多感な少女の感情を繊細に描く、慟哭必至の傑作青春ミステリ

父親が亡くなり、山形の集落に引っ越した小6の高橋みのり。初めての夏、「向日葵流し」のために育てられていた向日葵の花が、何者かによってすべて切り落とされる事件が起きる。みのりの周囲ではさらに不穏な事件が続き――。彼女の4年間の成長と事件の行方を瑞々しい筆致で描く、感動の長編青春ミステリ。
第74回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門ノミネート作品。

「これほど自然の中に多感な思いがこめられた小説も珍しいのではないか。自然描写をしなくなった(いや出来なくなったといったほうがいい)作家が多いなかで、彩坂美月は、丁寧に一人の少女の内面と、過ぎていく季節の流れを追っていき、嫋々たる余韻を残す」
――池上冬樹氏の解説より抜粋

内容説明

父親が亡くなり、山形の集落に引っ越した小6の高橋みのり。初めての夏、「向日葵流し」のために育てられていた向日葵の花が、何者かによってすべて切り落とされる事件が起きる。みのりの周囲ではさらに不穏な事件が続き―。彼女の4年間の成長と事件の行方を瑞々しい筆致で描く、感動の長編青春ミステリ。日本推理作家協会賞ノミネート作品。

著者等紹介

彩坂美月[アヤサカミツキ]
山形県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。『未成年儀式』で富士見ヤングミステリー大賞に準入選し、2009年にデビュー(文庫化にあたり『少女は夏に閉ざされる』に改題)。『向日葵を手折る』が第74回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さてさて

131
『あの季節は、何もかもが、特別だった』。『胸の奥に微かな痛みを覚える。名前のない、けれどずっとそこにある感情』。父親の急死をきっかけに『山形の桜沢という集落にある母の実家』へと移り住むことになった主人公・みのりの四年間が描かれたこの作品。そこには、みのり、隼人、そして怜という三人の青春の一コマが描かれていました。山形の自然の美しさを鮮やかに映し取ったこの作品。『向日葵男』という謎の存在を追うミステリの醍醐味に酔うこの作品。この一冊だけで彩坂美月さんのファンになってしまうこと請け合いの素晴らしい作品でした。2023/10/28

よっち

34
父親が突然亡くなり、山形の山あいの集落に引っ越した小学校6年生の高橋みのり。そこで仲の良い二人の少年・怜と隼人に出会う青春ミステリ。分校の同級生と心を通わせはじめた夏、「向日葵流し」のために植えられていた向日葵の花が切り落とされた事件、時折見え隠れする不穏な向日葵男の存在。成長とともに少しずつ変わってゆくみのり・怜・隼人三人の関係があって、繊細だったその関係の裏にあった構図も明らかになってきて、子供ゆえのままならなさを突きつけられながらも、それでもその時の精一杯で頑張った結末がなかなか印象的な物語でした。2023/06/06

アヤ

5
結構な厚さだったが途中からぐいぐい読み進めてしまった。父を亡くした事により、母の実家のある山形・桜沢へ移住することになった小学生のみのり。向日葵男という不気味な存在が囁かれる集落で多感な時期を過ごす物語。数年を描くがゆえに初年はともかくぽんぽんと季節は移ろうのだが、雑な印象はまったくなく、丁寧に描かれている。向日葵男の正体は実ははっきりしてない。起こる事件の犯人はちゃんと明らかになるけど。2023/07/27

読書と紅茶🥰

4
いや~これはもう大人のためのジュブナイルですね😂雄大な自然描写と、主人公たちが子どもから大人へと成長していく過程が丁寧に書かれていました。ひとりの少女とタイプの異なる少年ふたりという少女漫画的な設定も懐かしさを感じます🥰単なるハッピーエンドとは異なるラストが余韻に残ります。2023/09/18

優日

3
「ふいに、水に入っていって、流れていく花を残らず拾い集めたいような衝動に駆られた。暗い水面をゆらゆら、ゆらゆら、光が流れていく」2024/04/24

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