実業之日本社文庫<br> 駒音高く

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実業之日本社文庫
駒音高く

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408556444
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

将棋の世界で歩む7人を
あたたかな筆致で描く感動作
藤井聡太二冠の師匠・杉本昌隆八段も共感!

「絶対棋士になってやる」と誓った中学1年生の祐也だが、次第に勝てなくなり学校の成績も落ちてきて……(「それでも、将棋が好きだ」)。青春・家族小説の名手が、プロを目指す中学生、引退間際の棋士、将棋会館の清掃員など、勝負の世界で歩みを進める人々のドラマを生き生きと描く珠玉の短編集。第31回将棋ペンクラブ大賞文芸部門優秀賞受賞作。

「将棋の厳しさ、楽しさ、人の情を感じる作品。最後は師匠目線で読みました」
――杉本昌隆八段(解説より)

装画? 高杉千明

内容説明

「絶対棋士になってやる」と誓った中学1年生の祐也だが、次第に勝てなくなり学校の成績も落ちてきて…(「それでも、将棋が好きだ」)。青春・家族小説の名手が、プロを目指す中学生、引退間際の棋士、将棋会館の清掃員など、勝負の世界で歩みを進める人々のドラマを生き生きと描く珠玉の短編集。第31回将棋ペンクラブ大賞文芸部門優秀賞受賞作。

著者等紹介

佐川光晴[サガワミツハル]
1965年東京都生まれ、茅ヶ崎育ち。北海道大学法学部卒業。2000年「生活の設計」で第32回新潮新人賞、2002年『縮んだ愛』で第24回野間文芸新人賞、2011年『おれのおばさん』で第26回坪田譲治文学賞、2019年本作『駒音高く』で第31回将棋ペンクラブ大賞文芸部門優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

228
7章からなる連作短篇オムニバス進行。どの章でも、それぞれの立場で将棋に向き合う姿を描いているのですけど、それ以外の背景を、生い立ちなど過去にも遡って丁寧に描き上げているの超好感です。どの話も本当に良いのですが、強いて挙げると『大阪のわたし』は主人公が意外過ぎて良い( ¨̮ )。『光速の寄せ』は詰ませたのは一体どちら?でも名局はお互いの棋力が拮抗し、最善手を続けてこそ生まれると聞きますしね。解説杉本さんの一言がまた良い(*˙˘˙)。『最後の一手』は熱い勝負魂と潔い引き際が格好良い(๑•̀ㅂ•́)و✧。2022/09/21

じいじ

84
ヘボ将棋でも負けると悔しいものだ。ここに登場するのは、将棋のプロを目指す若者たち。遊びごとではないので、彼らの胸中は察するに余りあります。彼らの夢は、七冠を独占した羽生善治であり、いま注目を浴びる天才棋士・藤井五冠らと闘うことであり、勝つことだろう。今作の主人公は、学校へ行く合間を縫って「将棋会館」へ足を運ぶ研修生たち。順風満帆の少年に突如訪れるスランプ…。その健気さに胸を打たれます。「負けんな、ガンバレ!」と、思わず無言の声援を送っていました。2022/11/16

さっこ

70
将棋を覚えたての子供達からベテラン棋士や新聞記者などさまざまな人たちの将棋との人生。少し連作の形をとった短編集。将棋だけではない人生の悲喜を描きながら、勝負という世界を多角的にとらえた作品。好きだけでは夢を叶えることの出来ない勝負の世界において、少年たちのひたむきな思いが伝わってきます。2021/08/29

kei302

44
文庫解説は杉本昌隆さん。佐川さんの本を読むのは久しぶり。読メ登録前の既読かも…。将棋と棋士と関係者ほかに、とにかく詳しいし、切り口や焦点の当て方が多岐に渡っているのでルール(?)を知らなくても楽しめる。2025/06/03

緋莢

17
「おばさん、ごめんなさい。こんなに残して」、「しかたないさ。午後はがんばりな」将棋会館の清掃を担当する奥山チカは、研修会の対局が行われる日の掃除で珍しく言葉を交わした男の子のことを覚えていた。父親の影響で、将棋を多少知っていたチカは休みを利用した大阪旅行で、関西将棋会館を訪れて…7編を収録した短編集。 将棋を題材にした小説だと、プロや、プロを目指す奨励会員が主人公となる話が多いですが この作品は、そうではない話も結構あります(続く2025/08/07

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