出版社内容情報
天才絵師の名画が
謎を呼ぶ連続殺人の真相は!?
人気時代小説家が放つ
傑作歴史トラベルミステリー
ご先祖は八丁堀同心――若き歴史探偵が謎に迫る!
東京スカイツリーにほど近い葛飾北斎ゆかりの寺の前で世界的デザイナーの近田流星が遺体で見つかる。歴史研究家・月村弘平の恋人で警視庁刑事・上田夕湖が捜査するが有力な手掛かりは見つからない。一方、北斎の傑作〈富嶽三十六景〉をテーマにしたツアーに参加した月村も富士山で死体と遭遇し――北斎と事件の謎に迫る、書き下ろし歴史トラベルミステリー!
内容説明
ご先祖は八丁堀同心―。若き歴史探偵が謎に迫る!東京スカイツリーにほど近い葛飾北斎ゆかりの寺の前で世界的デザイナーの近田流星が遺体で見つかる。歴史研究家・月村弘平の恋人で警視庁刑事・上田夕湖が捜査するが有力な手掛かりは見つからない。一方、北斎の傑作“富嶽三十六景”をテーマにしたツアーに参加した月村も富士山で死体と遭遇し―北斎と事件の謎に迫る歴史トラベルミステリー!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年福島県生まれ。立教大学法学部卒業。93年『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2015年『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞。書き下し時代小説シリーズで人気を博す。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
56
なんてことだ!!シリーズ物の6作目だったわwでもシリーズを追っかけていなくても単品でも楽しめる内容だった(と思う)。事件の謎解きそのものより歴史散歩の楽しさが伝わる作品。シリーズ1~5も読んでみよう。2020/12/07
Koji Eguchi
53
初風野は★★★。表紙の絵からももっと若い人かと思ったら私より7歳も年上。でも何となく文章も若い人っぽい。殺人もあまりおどろおどろしくなく、好感が持てる。流石に北斎や妻のお栄など歴史の知識は半端ない。富嶽三十六景の縁の名所を辿るツアーも非常に興味深いし、いろいろな富士山が見えたらさぞ感銘を受けるだろう。月村の推理はそれほど驚くことはないが、そこはあまり重要ではないかも。それより月村と夕湖の今後が気になる。綾乃や堀井がどう絡んでくるのか、続編も読まねば。富士山にも登りたいな。2024/11/11
たち
42
月村と夕湖のカップルは、ベタベタもドロドロもなく、関係があっさりしている。だからなのか、事件もこの二人のようにあっさりしている。本当はとんでもない話なのですが、あまりそういう面は感じられない。それにしても、葛飾北斎の一生を辿るバスツアー、楽しそうですね。2022/06/02
rosetta
23
★★✩✩✩シリーズ6作目と言うからにはそれなりにファンがついているのだろうが自分的には箸にも棒にもかからない駄作。北斎について面白い所見がある訳でもなく、推理についても鋭さがある訳でもない。真相に近づけたのは単なる都合のいい偶然だし。別に嫌いでもないけれどあまりに内容がないので多分もうこの作者の本を読むことはないだろう。2021/04/24
コブタ
8
葛飾北斎の歴史を辿るバスツアーで殺人事件発生。葛飾北斎との繋がりは?解決してみれば、又々歴史探偵さんもてちゃったよ。気楽に読めて面白かった。2021/05/03