内容説明
十津川警部が住む東京・三鷹で銃殺事件が。現場の雪の上には、被害者の男が自分の血で書いたらしい十字のマークが残されていた。その後捜査本部に「殺された男は十津川警部に招待状を届けようとした」という謎の電話が。被害者は北海道新十津川町の人物と推理した十津川は現地へ飛ぶ。そこでは地元路線の廃線が取りざたされ、魔法使いの噂が…。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京都生まれ。公務員生活ののち、数々の職業を経ながら創作活動を続け、63年『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。2001年湯河原町に「西村京太郎記念館」をオープン。全著作や作家としての記録を展示。04年日本ミステリー文学大賞を、10年長谷川伸賞、19年に吉川英治文庫賞を受賞した国民的作家。17年には著作が600冊に到達した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じお
14
★★☆☆☆ 十津川警部が住む三鷹で銃殺事件が起こり、被害者の残したメッセージは「十」だった、色々可能性を画策する中、捜査本部に匿名の電話で「十津川警部に招待状届けに行く途中だった」と一報があり、被害者が新十津川町に関係ありと推理し向かうがそこには魔法使いの噂が、長年続くトラベルミステリー。往年のファンの方には申し訳ないが、ポカーンというレベルの出来、多分今作がかなり特別なのだろうが、正直ナンセンスな色物で酷いという感想。有名シリーズだけに一回は読んでおこうと思い適当にチョイスしたのだが→2021/04/09
Mayrin
12
十津川村と新十津川町への思いはよくわかり、良かったと思います。確か、駅長ララちゃんがいて、可愛かったな〜。2022/04/03
徳次郎
1
わざわざ列車本数の少ない札沼線の末端で事件を起こすとは犯人もものすごく勇気がいると思う。 それも乗車人数も限られるから目撃者も少数だし、乗車数の多くが「鉄っちゃん」と思われる。となると、乗客を興味本位で観る(観察する)人が多くなる。 でも、もう、ここの区間へ乗車して検証することは出来ない。2022/03/05
かずさん
1
う~ん、なんだかなぁって感じだった。2020/07/21
あきさん
0
地元北海道ネタということで手にしたわけですが、何ともコメントしにくい一冊かなと・・。西村ファンとしては、これはこれでありと思いますが。ちょっと異色な話であった、2024/01/03