実業之日本社文庫<br> ぼくとおれ

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実業之日本社文庫
ぼくとおれ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 274p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408555614
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

人生はすれ違いの繰り返し!? 同じ日に生まれた男二人の40年――『平場の月』著者、文庫最新刊。(『地図とスイッチ』改題)

内容説明

1972年9月8日。札幌の同じ病院で生まれた「ぼく」蒲生栄人と「おれ」仁村拓郎。ふたりは毎日“スイッチ”を押し、ちいさな選択を繰り返して、進学、恋愛、就職、結婚と、人生の地図を描いてきたが…。40歳の男ふたりが辿った交わりそうで交わらない(!?)道筋を、昭和から平成へ移りゆく世相と絡め、巧みな筆致で紡ぎ出す。山本周五郎賞作家の珠玉作。

著者等紹介

朝倉かすみ[アサクラカスミ]
1960年北海道生まれ。2003年「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞、04年「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞を受賞、同作収録の『肝、焼ける』05年単行本デビュー。2009年『田村はまだか』で第30回吉川英治文学新人賞を受賞。2019年『平場の月』で第32回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とん大西

119
「平場の月」を読んでなければ、この本には手を伸ばしてなかったんじゃないだろか。「ぼくとおれ」…不思議な読後感です。昭和47年生まれの栄人と拓郎の人生。交錯してそうで交わらない彼らの歩み。ノスタルジーは札幌と東京をつなぎ、昭和と平成を往復しながら二人を明日へと導く。…基本的に善人な彼らですが、感情移入するほどではなかったかも。海外アーティストのアルバムに入ってる曲をなんとなく鼻歌まじりで聴いてるような淡々とした読み心地(わかりにくい喩え(^_^;)。案外楽しく読めたのは、主人公と同世代だからだろうなぁ…と。2020/04/27

真理そら

65
1972年9月8日、札幌の同じ病院で生まれた蒲生栄人(ぼく)と仁村拓郎(おれ)の40年間を描いた物語。「おもなできごと」の簡単な年表と紅白歌合戦についてのメモが挿入されて時代の雰囲気を伝える手法がおもしろい。ただ紅白歌合戦はほとんど見たことがないので実感として受け止めることができなかったのが悔しい。貴乃花、キムタク、中居正広、名波浩等1972年生まれの有名人を思い浮かべるとぼくやおれの時代は活気があったんだと思う。二人の人生は微妙に交差しているので50歳以降も描かれていたらどうなっていたのか興味がある。2022/09/23

三代目けんこと

40
『田村はまだか』以来の朝倉本2冊目。交わりそうで交わらない(?)2つの人生に、同時代の自分の人生を交え、楽しく読むことができた。この続きも読んでみたい…。2020/09/12

のんちゃん

31
1972年9月8日に札幌の同じ病院で生まれた栄人と拓郎。二人の40年間を進学や就職、結婚という定点で振り返り、その時々でどの様に人生を決めてきたのかを描く物語。単行本刊行時の題名は『地図とスイッチ』人生の選択時にスイッチを押して自分の進むべき道を切り開き、地図を作っていくという意味だ。何気ない普通の人々の人生、それを人間観察の名手朝倉先生が描くと興味深い物語になる。私も人生の後半に来たので、最近、この様に過去を振り返る物語にとても惹かれる。章頭の定点年の主な出来事と紅白歌合戦情報を懐かしく読んだ。2020/05/10

99trough99

25
1972/9/8に同じ産院で生まれた二人の人生が奇跡的交差を見せながら物語が綴られる。同世代としては、章ごとに示される年表の時代背景にうなずきつつも、パッとしない人生のリセットにもがく若者の頑張り話とも読める。最後は、結婚、コネに導かれた転職などがからむが、う~ん、親はやはり大事にしたい。2024/02/07

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