出版社内容情報
「案内状が届くと死ぬ」伝統ある女子校の言い伝えが現実に――!?女子校育ちの著者が“女の園”を描くノンストップミステリー!
内容説明
「案内状が届くと死ぬ」その伝説が現実に―!?伝統ある女子校・蘭聖学園の卒業生が連続死する。OGの弁護士・松川凛子は、死亡した女たちが、存在しないはずの「6月31日」に開催される同窓会の案内状を受け取っていたことを突き止める。やがて凛子にも案内状が届き―。悪意が渦巻く女の友情と学園の“闇”が深まる中たどりついた真相とは。先読み不能、一気読み必至の長編ミステリー!
著者等紹介
真梨幸子[マリユキコ] 
1964年宮崎県生まれ。多摩芸術学園映画科卒業。2005年「孤虫症」で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ノンケ女医長
123
          
            私も私立女子高だった。中高一貫の。こんな、おどろおどろしい人間関係も、当時きっと多数あったと思うけど、気が付かないうちに卒業しちゃった。近況を報告しあう同窓会の案内、いつ届くだろう…。イヤミス感はどこか控えめでした。2024/11/04
          
        H!deking
106
          
            6月31日に行われるという同窓会の招待状。それが届いた卒業生にはお仕置が待っているという都市伝説。的なお話。今回も安定の真梨幸子。相関関係が相変わらずズブズブで途中見失うけど、真ん中あたりで箇条書きがあるのでわかり易かった。イヤミス要素は少し緩かったけど、女同士の陰での物言いとかはやっぱり面白いですね。真梨幸子作品読むとなんか疲れるwけど定期的に読みたくなっちゃうのよね〜(笑)2020/05/13
          
        JKD
106
          
            何気ない会話の奥に潜む微妙な駆け引きと、嫉妬心や猜疑心が垣間見える独特の黒い感情描写は秀逸。相変わらずの登場人物の多さに毎度混乱させられ、リンゴのくだりは何だったのかとツッコミはありますが、総じて期待通りのバッドエンドに満足です。2019/02/17
          
        aquamarine
101
          
            伝統ある女子校・蘭聖学園。卒業生が連続して亡くなり、彼女たちに6月31日開催の同窓会案内が届いていたことがわかる。自らもOGである弁護士・凛子がOGたちの別々の依頼を受けることからその連続死の真相に近づいていくのだが、各々の学園時代の回想や現在、一年前、と話が入り組んで紐解くのが楽しかった。普段から真梨さんの本を読まれている方にはドロドロ感は物足りないのではないかと思うが、逆にそれがあまり得意でない私にはミステリとの塩梅がちょうどよくて面白かった。今日だからこそ目についた本だったが、手に取って良かった。2020/06/30
          
        アッシュ姉
100
          
            どうにも止まらない真梨毒読。最近立て続けに読んでいることもあり、今回はメモを取らずにすいすい読めた。やっぱり一旦整理しようかなと思ったところで、時系列や登場人物のまとめがあってちょっと感動。どうしたマナッシー!伏線回収もすっきり分かりやすい。混乱せずに楽しめた反面、混沌が恋しくもありワガママな読者です。ドロドロも控えめだったので、もっと刺激を求めて真梨本にまた手が伸びそう。疲れているのかしら、わたし。2019/12/04
          
        

              
              
              

