出版社内容情報
柴犬と散歩する中年男3人が、無駄だけど愛おしい会話を繰り広げる妄想ダベりエンタテイメント。連ドラ&映画のノベライズ!
内容説明
柴連れおっさんたちの壮大な愛すべき無駄話。富士見西口公園に散歩にやってくる、三人のおっさんと三匹の柴犬。犬の名前は知っていても互いの名前は知らない“パパ”同士は、犬との生活で起きる些細な事件に首を突っ込みあっては、犬の話題に花を咲かせ続ける。そこに麗しき美女と白柴の子犬が…犬を愛するすべての人と、現代社会に疲れた人に癒しを贈る、公園ダベリエンターテイメント!
著者等紹介
紙吹みつ葉[カミブキミツバ]
東京生まれ。アミューズメントメディア総合学院ノベルス学科卒業。2006年『つよきす~Mighty Heart~竜胆館のユーレイ』(ファミ通文庫)でデビュー。現在comicoノベル、チャット風小説アプリpeepで連載・短編作品を意欲的に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
98
柴犬を連れた三人のオッサンが、柴犬つながりの中で織りなす日常会話の連作短編。三人は愛犬の散歩が同じ時間帯の顔見知りだが、お互いの仕事はおろか名前すら知らない間柄。お互いのことは、愛犬の名前+パパで呼び合っている。そんなユルいつながりの中で彼らが交わす会話は極めてユルい。お互いを思う気持ちが芽生えそうな場面もあったが、それほど続かず、広がりもしない。しかし、三人にはこの緩さと距離感が合っているらしい。大した盛り上がりもないから、読むほうもフワフワ読んでて、読了までなかなか到達しなかった(笑) 嫌いではない。2019/07/23
みかん🍊
96
公園での散歩でいつも会う柴犬の飼い主の三人のおじさんたちの特に大きな出来事も起こらないゆるい会話での連作短編集、お互い名前も仕事も知らない同士、知っているのは大体の年と家族の有無、飼い犬の名前と年だけ、それでもほぼ毎日会い会話をする、犬飼いさんは毎日の散歩でこういうゆるい繋がりができるのはいいですね、きっと犬飼いさんにはあるあるでもっと楽しめるのでは、犬を絡めた格言みたいなのも面白い。2019/08/29
papako
66
ふふふ、柴はあんまり活躍しないけど、楽しかった。柴を飼ってる3人のおじさんたち。公園でお散歩中に出会うだけの緩い関係。そうそう、散歩って五分違うと出会わないんだよ!犬飼うあるあると、あたるパパの格言にほっこりできました。このコロナの影響化、わんこの散歩してるお父さんをよく見かけます。ちょうどいいね。わんこも幸せ。2020/05/02
momi
38
そう、そう、そうなんだよね!あるある…うんうん頷けることばかり!!新しい散歩ルートを開拓したり、新規の公園探し!!犬好きさんの心くすぐる物語!「あたる」「じっちゃん」「さちこ」3匹の柴犬と飼い主の「パパ」たち!!ワンコで繋がる関係が素敵♡ま、パパさんたちの会話は特別な話じゃなくて日常の何気ない会話なんだけどね…。 日本中の柴犬飼いの方に…世界中の犬好きさんに…。2018年戌年…私の締め本はこのほのぼの作品にしました♬2018/12/31
カムイ
35
3人のおじさんプラス三匹の柴犬達が織りなす、公園で犬あるあるネタ犬を飼っていたら頷いたりほっこりしちゃいます、8編からの連作短編集【なまえ】【えいご】【くじ】面白く特に【くじ】が漫画【女帝】には確かに盛り上がる、これ?もしかしたらおじさんだけしか盛り上がらないかも?映画もあるが時間があったら観てみたい。2020/10/02