出版社内容情報
弱ったウミガメが水族館に隣接する浜に漂着。治療を通じて生態を知ることになった由香は…恋の行方も気になる大人気お仕事小説!
内容説明
アカウミガメが水族館アクアパークのある浜に漂着した。本来はイルカ担当の飼育員・嶋由香だが、同僚とともに救出作業を行い、傷ついたウミガメの世話をすることに。その生態がほとんどわかっていないことに驚かされた由香は、産卵が見られるという四国の海辺の町へ行き、ウミガメの世話をする子供たちと出会う…驚きと感動のお仕事ノベル!
著者等紹介
木宮条太郎[モクミヤジョウタロウ]
1965年兵庫県生まれ。金融機関勤務を経て、2005年『時は静かに戦慄く』で第6回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさきち
87
シリーズ第5作。序盤のアクアパークに乗り込んで来たイタチ室長との対決にヒヤヒヤし、中盤以降の波平町を舞台にした浦さんとのウミガメ編で温かい気持ちになり、エピローグで由香と梶がシーサイド・コテージで迎えた朝の風景に微笑ましいものをおぼえての読了です。2023/12/12
papako
79
久々にこちらのシリーズ。ずいぶん間空いたけど、なんなく読めました。忙しく大阪と千葉を行き来する梶と、相変わらずな由香。空回りしてしまう、イルカのタッチングイベント。そして海亀。産卵前の海亀お腹の中を想像したら、苦しくなる!そんなカラダで海から陸へとやってくる。生命って大変で不思議だわ。地元の人たちの守ろうとする気持ち。そんな人たち頼みなんですね。水族たちは生きてるだけだけど、ロマンを感じるのは人の特権だと思う。幸せそうな2人もいいね。甘い甘い!2021/01/16
ゆきちん
48
第5弾はほぼウミガメ。近くの浜に打ち上げられたアカウミガメを保護して、そのお世話チームに由香が組み込まれたことから、知っていそうで全然知らない、知られていないウミガメについて学ぶことに。ついに四国の右下、徳島県の産卵地に学びに行くことに。…いつもながら情報てんこ盛りの一冊。人間の便利さや安全とウミガメの保護の両立は難しい。決断かぁ。で、梶くんと由香がやっと人並みの恋人同士になれた様子。なんか安心したわ。付き合って3年半だからね、普通別れてるで。2018/08/13
ハサウェイ
48
5作品目。今回はウミガメ。あまり知られていない生態であるとは知らなかった。地元の近くにウミガメの産卵場所で有名な場所があるので、ちょっと行ってみたくなった。2018/08/11
ヒロロシ33
44
面白かった 今回はウミガメのお話。 頑張れ嶋由香(≧∇≦)b2018/11/10