出版社内容情報
十津川警部が九州へ! 雄大な阿蘇山の熊本、大河ドラマで話題の鹿児島を舞台に殺人事件に挑む。傑作トラベルミステリー集!
内容説明
日本最南端の駅・鹿児島県の西大山駅のホームで男の死体が発見された。被害者は十津川警部の同僚の加倉井刑事だった。加倉井は「大きな仕事をやることになった」と語っていたという。さらに彼の所持品には見慣れぬ高価な腕時計が。不審を抱いた十津川だが、捜査を止めるよう指令が下り…。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京都生まれ。公務員生活ののち、数々の職業を経ながら創作活動を続け、63年『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。2001年湯河原町に「西村京太郎記念館」をオープン。全著作や作家としての記録を展示。04年日本ミステリー文学大賞を、10年長谷川伸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ドットジェピー
5
面白かったです2021/05/06
ryu
2
短編集。短編が5本入っているのですが、わりとゆっくり読んでだいたい2時間弱で読了しました。西村さんたぶん10年ぶりくらいに読みましたが、改めて思ったのが抜群に読みやすいこと。あまり頭を使わずに読むチョイスとしては最適に近いんじゃないかな。2018/09/12
さな
1
十津川警部シリーズでは数少ない短編集。南阿蘇鉄道、西鹿児島(鹿児島中央でない!)、西大山、指宿の駅が出てくる。枕崎も出てくるかと思ったがそれはフェイク。 鹿児島県内の各駅は去年行ったばかりだから懐かしく読んだが、指宿駅の駅舎の描写だけは違和感。「ローカル線には珍しく、ホテルのような豪華な構え」。うん?去年行ったときそうは思わなかったぞ?2020/03/21
飛鷹
0
十津川警部シリーズの短編集。同シリーズはジリジリ感のある長編が魅力的だが、70~80ページほどにエッセンスを詰め込んだ短編もまた別の味わいがある。おやつのように読める一冊。2025/02/15