出版社内容情報
終戦間際のアルプスで消息を消した祖父の行方は……著者が平和への思いを込めて書き上げた、特別書下ろし長編作品。
内容説明
大学で旅行研究会に所属している三杉道久は、一年先輩でマドンナ的存在の新村桐子と二人きりで北アルプスを縦走する。桐子の祖父は戦時中、徴兵を忌避しアルプスの最奥地・雲ノ平で消息を絶ったという。数年後、急逝した桐子の遺言に自らの使命を見出した道久は再びアルプスへ…作家・森村誠一が平和への祈りを込めて世に問う渾身の書き下ろし長編。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県熊谷市生まれ。9年にわたるホテル勤務を経て、69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞を受賞。『人間の証明』や棟居刑事シリーズなどで人気を博す。2003年に第7回日本ミステリー文学大賞、11年に『悪道』で第45回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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