内容説明
江戸は下町の商店で若い娘が立て続けに押し込み強盗に殺害され、数十両の金が奪われた。現場に残された紙片には狐の絵が描かれていたことから、盗賊は「火狐」と呼ばれる。南町奉行所同心・大沢源之進は間もなく火狐一味を捕らえるが、真の下手人はほかにいると睨み、やがて町で評判の火消・多助に目をつける…清張賞作家が放つ時代サスペンス!
著者等紹介
村木嵐[ムラキラン]
1967年京都市生まれ。京都大学法学部卒業。会社勤務を経て1995年より司馬遼太郎家の家事手伝いとなり、故福田みどり氏の個人秘書を務める。2010年、『マルガリータ』で第17回松本清張賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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