実業之日本社文庫<br> 生かされる命をみつめて“自分を愛する”編―五木寛之講演集

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実業之日本社文庫
生かされる命をみつめて“自分を愛する”編―五木寛之講演集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408552538
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

孤独であることも悪くない。著者の50年近い講演の中から、自分と他人の寛容の精神など人間のマインド面について語る全23章。

内容説明

老いもがんも寛容する。「頑張れ」と言わずに、人にじっと寄り添う。ボランティアは自分が救われること。一日ひとつ、歓びの出来事をノートに書いてみた。立派に亡くなった人へは、涙でなく拍手を送る。誰もが知る「青い鳥」には謎の結末があった。作家をめざした少年時代―など、著者が50年近くかけて語った講演は、あなたに何をもたらすか。

目次

自分を愛することから
生かされる命をみつめて
影の濃さに光を知る
こころの傷
「慈」と「悲」
母親の涙
誰のために
歓びノート
人は泣きながら生まれてくる
憂いなきに似たり
生きているだけで
分け隔てなく
朝顔は闇の底に咲く
地獄を生き延びた人びと
舌はあるか
「青い鳥」を探して
物語を夢見て
人生という物語
普遍と個別
ふたつのことばを使い分ける
受け継いだことば
おかげさま
私たちはどこへいくのか
喋ることと書くこと―あとがきにかえて

著者等紹介

五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県出身。早稲田大学露文科中退。67年、直木賞受賞。76年、吉川英治文学賞受賞。02年、菊池寛賞を受賞。10年、『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。各文学賞選考委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほわわん

0
自由な筆運びは重厚なのに軽やかです。文章の天衣無縫というか。それでいて、しっかりとツボを押さえられる気がします。人生を生きた著者だからこそ、考えさせられるものがあります。伸び伸びとしてほんわかしています。偉い作家さんなのに、ワカイモノをしかりつけ、世を正す!という雰囲気の文章にならないところがすごいと思います。どんな境涯のどんな境地なんだと思って惚れて行きます。2016/07/09

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