出版社内容情報
孤独であることも悪くない。著者の50年近い講演の中から、自分と他人の寛容の精神など人間のマインド面について語る全23章。
内容説明
老いもがんも寛容する。「頑張れ」と言わずに、人にじっと寄り添う。ボランティアは自分が救われること。一日ひとつ、歓びの出来事をノートに書いてみた。立派に亡くなった人へは、涙でなく拍手を送る。誰もが知る「青い鳥」には謎の結末があった。作家をめざした少年時代―など、著者が50年近くかけて語った講演は、あなたに何をもたらすか。
目次
自分を愛することから
生かされる命をみつめて
影の濃さに光を知る
こころの傷
「慈」と「悲」
母親の涙
誰のために
歓びノート
人は泣きながら生まれてくる
憂いなきに似たり
生きているだけで
分け隔てなく
朝顔は闇の底に咲く
地獄を生き延びた人びと
舌はあるか
「青い鳥」を探して
物語を夢見て
人生という物語
普遍と個別
ふたつのことばを使い分ける
受け継いだことば
おかげさま
私たちはどこへいくのか
喋ることと書くこと―あとがきにかえて
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県出身。早稲田大学露文科中退。67年、直木賞受賞。76年、吉川英治文学賞受賞。02年、菊池寛賞を受賞。10年、『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。各文学賞選考委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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