出版社内容情報
冤罪なのにネット社会の悪意と好奇の目に晒されてしまった主人公は、窮地を脱することができるのか? 近未来ホラーサスペンス。
内容説明
眼鏡型の携帯通信端末「サイグラス」が普及したある日、見習い板前・和泉淳のもとに謎の電話が入る。その警告を無視した先に待っていたのは、殺人未遂犯としての緊急逮捕だった。冤罪にもかかわらず逮捕時の映像がサイグラスで広まったことで、淳は執拗なネット攻撃の標的に。次々と起こる出来事に巻き込まれ、傷つく淳は、窮地から這い上がれるのか?若き鬼才がリアルに描く!近未来社会の恐怖。
著者等紹介
椙本孝思[スギモトタカシ]
1977年、奈良県生まれ。2002年『やがて世界は詩に至る』でデビュー。10年『THE QUIZ』が啓文堂書店主催「2010年おすすめ文庫大賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
55
前から知っていたけどこの作者、氏名音読時の自分との合致率(位置も考慮)66.6%なのだった。不一致2文字がどこなのかは秘密。2018/12/01
ぴ〜る
4
人と向き合って目を見て話す事!とても大事だと思った。ネットの世界で一人歩きしてしまう冤罪はとてつもなく恐ろしいと思う。そしてネットの世界だと面と向かって言えない中傷やそこに尾ひれがついてしまう事の重大さや怖さ考えてしまった。2015/10/21
Junichi Yamaguchi
4
『つながり』… 個人的には、何故か苦手意識のあるネット社会… 何にでも表と裏はあると思うが、裏の恐ろしさを十分に感じることができた。しかし、その一方で生の声で繋がる家族や仲間を思い返すことができた。2015/10/06
ナギ
4
冤罪怖い。2015/08/17
けんたん
3
いつも誰かに見られている。そんな世界で敵ばかり増える状況はとにかくきつい。冤罪も怖いけど、責任の無い興味と悪意が怖い。2015/09/19