内容説明
私たちを招いたのは誰?殺人ディナーの謎を解け!金持ち整形外科医に誘われて瀟洒なスペインレストランを訪れた女と客たちの前で、突然店の主人は自分の首を切る。「あなたもサバイバーですか」という謎の言葉を遺して。やがて客たち全員を巻き込んだ「死」のゲームが始まる。この店に客を招いたのは誰なのか。そして究極の選択を迫られた人々の運命は!?鬼才が贈る戦慄のホラーサスペンス!
著者等紹介
東山彰良[ヒガシヤマアキラ]
1968年台湾生まれ。2002年「タード・オン・ザ・ラン」で第一回『このミステリーがすごい!』大賞銀賞・読者賞を受賞。03年同作を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』でデビュー。09年『路傍』で第11回大藪春彦賞を受賞。13年『ブラックライダー』で「2014年版このミステリーがすごい!」国内編第3位、「AXNミステリーチャンネル 闘うベストテン」第1位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Bugsy Malone
54
主人公目線と正体不明の独白で進むストーリー。最初のうちはそれが交互に展開することにワクワクとしていたが途中から非常に分かりにくくなり、それも手の内かと読み進めたけれど、感情移入も出来ず完全に置いてきぼりにされてしまった。ホラーサスペンスと銘打ってはいるが決してホラーサスペンスではない。むしろ登場人物たちの独りよがりの哲学談義としか思えなかった。以前読んだ「逃亡作法」が面白かっただけに残念だった。2016/05/24
らむり
47
なんだかよく分からない、ちょっと哲学的?な世界。私には合いませんでした。。2015/01/21
MATHILDA&LEON
25
実に興味深い物語だった。文学的哲学的な話の流れだしなかなか複雑ではあるものの、取捨選択しながら生きることの難しさと哀しさを深く思い知る一冊。好き嫌いがわかれるであろう作品だが、個人的には読んで良かったと思う。2017/07/17
ココロココ
25
面白そうだと思って買ったものの、あまりのレビューの酷評さにより、2年ほど積んでおりましたw 理解できなくても良いんです。 少し哲学もあり、家族愛もあり、サバイバル的なこともあり。 こういう話嫌いじゃないです。 でも、好き嫌いがはっきりするでしょうね。2016/12/12
ちょん
23
んんんんんー!?という感じで読み終わってしまった…。前半はどうなるんだ!とワクワクしてたのですが、後半に行くにつれ「ほー」「ほー?」「ほほほ?」な感じで(笑)ちゃんと読み込めなかった自分が残念。2018/11/20