内容説明
冤罪が疑われる事件をめぐり、軽井沢のセンセと浅見光彦の間を79通の手紙が往来した。疑惑の背景を追って奔走する浅見からの便りに対し、センセの返信は、世の中にはびこる矛盾を追及する一方、小説の創作秘話や出版業界ウラ事情が冗談まじりに綴られて、名探偵をはぐらかす。緩急自在のやりとりの末、迷(?)コンビは真相に辿り着けるのか―!?
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
コピーライター、CM制作会社社長を経て、1980年『死者の木霊』でデビュー。『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見シリーズのほか、“信濃のコロンボ”竹村警部シリーズ、警視庁岡部警部シリーズなど多数で、2007年には作品総発行部数が1億部を突破。同年、第11回日本ミステリー文学大賞を受賞。2010年、作家生活30周年を迎えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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330
4
んん〜今一つ2015/02/09
akamurasaki
2
浅見光彦と軽井沢のセンセが手紙のやり取りをしたら・・・というコンセプト。あしながおじさんっぽい感じか?と思ったら、二人の往復書簡にかこつけた内田康夫先生の思いの丈を綴るエッセイといった感じ。20年以上前に雑誌に連載されたものなので、当時の世相やニュースもちらほら登場し、多分アラフォー以上であればちょっとした懐かしさも感じられる(はず)。しかし、この往復書簡の設定は、今だったらメールのやり取りになるのかな。それとも光彦とセンセだけに、やっぱり手紙だけかな。2015/12/17
めぐり
2
軽井沢のセンセと浅見光彦の手紙のやりとりが中心。もう少し事件について二人でやり取りするのかと思っていたのですが違ったようです。2015/04/16
もりりんの母
2
二十年前 ちょうど軽井沢のセンセの作品を読み漁り始めた頃です。 速い流れの中で、当時を思い出しました。2014/12/23
津島澪
1
手紙の内容自体は面白かったけど、冤罪事件に挑むってあおりは、誇大広告だよね。2020/10/26