内容説明
かつて駆け落ちをはかった男の身体を求めながら、娘への虐待を繰り返す妻。ストーカーに怯え、別れた恋人の部屋に飛び込むアラフォー独身女性。元夫からの養育費が途絶え、現実逃避を夢想する母親。妖僧に惑わされるイケメン修行僧…。人生の「果て」に直面し、夜の底で求め合う女と男の、切なく狂おしいまでの生と性を濃密に描きだす7つの物語。
著者等紹介
桜木紫乃[サクラギシノ]
1965年北海道釧路市生まれ。2002年「雪虫」で第八二回オール讀物新人賞を受賞。同作を含む『氷平線』で07年単行本デビューし、注目を集める。12年『ラブレス』で「突然愛を伝えたくなる本」大賞、13年同作で第一九回島清恋愛文学賞、同年『ホテルローヤル』で第一四九回直木賞を受賞
宮木あや子[ミヤギアヤコ]
1976年神奈川県生まれ。2006年「花宵道中」で第五回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞と読者賞をダブル受賞しデビュー
田中兆子[タナカチョウコ]
1964年富山県生まれ。八年間のOL生活を経て、現在は専業主婦。2011年短編「べしみ」で第一〇回「女による女のためのR‐18文学賞」の大賞を受賞
斉木香津[サイキカズ]
大分県生まれ。横浜市立大学文理学部卒業。2008年、第九回小学館文庫小説賞を受賞した『千の花になって』(小学館)でデビュー(同書は13年文庫化に際して『踏んでもいい女』と改題)
岡部えつ[オカベエツ]
1964年大阪府生まれ。群馬県育ち。2008年「枯骨の恋」で第三回『幽』怪談文学賞短編部門大賞受賞。09年、同作を含む短編集『枯骨の恋』が刊行され、エロスと怪談を融合した作風で注目される
まさきとしか[マサキトシカ]
1965年東京都生まれ。北海道札幌育ち。2007年「散る咲く巡る」で第41回北海道新聞文学賞を受賞
花房観音[ハナブサカンノン]
兵庫県生まれ、京都女子大学中退。2010年『花祀り』で第1回鬼六大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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