内容説明
鶴見線、身延線、ブルトレ…十津川警部、東海道を駆ける!東京湾岸の運河に面した無人駅で、デートを楽しむ若いカップル。だが数日後、ここを訪れた女性が絞殺死体で発見される。彼女には殺されるような事情はなく、十津川班の亀井警部は、別の事件との関連に目をつける…。「運河の見える駅で」のほか、「死を呼ぶ身延線」「殺人は食堂車で」「長良川殺人事件」「十七年の空白」の傑作5編を収録。初文庫化。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京都生まれ。公務員生活ののち、数々の職業を経ながら創作活動を続け、63年『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。2001年湯河原町に「西村京太郎記念館」をオープン。04年日本ミステリー文学大賞を、10年長谷川伸賞を受賞した国民的作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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涼
56
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/05/post-ad1bb0.html まだブルトレがあり、食堂車を牽引していた頃のお話しもあり、懐かしかったです。2023/05/12
桂 渓位
4
短編集。十七年の空白では、殺人犯の容疑を掛けられた、十津川警部の大学時代の友人が登場します。 警部、大学の友人が何人いるんだ?という言いたくなりますが(笑) 青春時代の思い出と現在との流れから、いつになく感傷的な十津川警部の描写が印象的でした。 2020/09/08
たかだい
0
十津川警部シリーズの短編集 良かれ悪かれ、安定したいつものトラベルミステリーって感じの5編が収録されてました 個人的には初っ端の「運河の見える駅で」が物悲しい感じで一番印象に残った一方、3話目「殺人は食堂車で」は本書で一番凝った趣向・真相となっていて悪くないと思った2025/10/19




