実業之日本社文庫<br> 野沢尚のミステリードラマは眠らない

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実業之日本社文庫
野沢尚のミステリードラマは眠らない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408551661
  • NDC分類 778.8
  • Cコード C0195

内容説明

乱歩やクイーンを読んでいた著者はシナリオに目覚め、ミステリードラマ史上に燦然と輝く名作『眠れる森』や『氷の世界』を世に問う。犯人は誰か、毎回盛り上がる視聴者とネット世論。最終回で明かされた驚愕の真相―それらはどんな発想で生まれたのか。プロットの端緒からシナリオが完成するまでのプロセスと合わせ、著者の発想を公開したドラマ脚本論。

目次

第1章 僕とミステリーの出会い―創作プロセス シナリオライターへの道
第2章 名作『喪服のランデヴー』日本版、企画制作秘話―創作プロセス テーマ探しからストーリー構成案作成
第3章 『眠れる森』で直季(キムタク)が死んだワケ―創作プロセス 企画書作成(覚書と登場人物の履歴書)
第4章 『眠れる森』の犯人のヒントはここにあった―創作プロセス 企画書作成(プロット)からハコ書き
第5章 『眠れる森』で仲村トオルに見つけてもらった「穴」―創作プロセス シナリオ執筆その1(卜書と準備稿作成)
第6章 『リミット』のプロローグはこうして作られた―創作プロセス シナリオ執筆その2(「直し」の重要性)
第7章 ミステリードラマが書ける喜び―創作プロセス シナリオライターという仕事とは
特別掲載『ネット・バイオレンス』
野沢尚作品紹介

著者等紹介

野沢尚[ノザワヒサシ]
1960年愛知県生まれ。日本大学芸術学部卒。83年に城戸賞を受賞し、脚本家デビュー、シナリオの他小説も執筆。97年の江戸川乱歩賞受賞を皮切りに、99年に向田邦子賞、島清恋愛文学賞、2001年に吉川英治文学新人賞、02年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。ミステリー、恋愛、青春、家族物など奥深い独自世界を表現。04年の逝去時から現在も、各界からその才能を惜しむ声が続く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mimimama

5
大好きな作家野沢尚さんの本ということで、軽い気持ちで読み始めたのですが、中身はとても重厚で、野沢さんの覚悟とかドラマ作りへの真摯な姿勢、そして少しだけですが、死を選んでしまった理由も垣間見えた気がしました。でも、悲しいけれど、野沢さんはもう新しい作品を生み出してはくれない。遺してくれた作品を探しては、野沢さんのことを思いながら楽しみたいと思います。野沢ファンは必読の書です。2015/02/09

法水

3
野沢尚さんが『喪服のランデヴー』『眠れる森』『氷の世界』『リミット』などを中心に創作プロセスを明かした著書。『眠れる森』の覚書で自殺について述べられているくだりが切ない。脚本家を目指す人のみならず、ドラマや映画が好きな人なら読んで損はないはず。 最後には『ネット・バイオレンス』という単発ドラマが覚書、プロット、ハコ書きを経て、シナリオになるまでがそのまま収録されている。もし野沢さんがご存命だったら、このドラマで描かれているような憎悪表現がネットから現実世界に伝播してしまった今の日本をどう思ったんだろう…。2015/01/16

matsu

2
読了後、無性にシナリオを書いてみたくなる短絡した俺。まぁ、やめておこう。しかし、「眠れる森」は素晴らしいドラマだと事ある毎に口走っていた俺だが、なるほど、こんな風に組み立てられていたんだなぁ。つくづく惜しい作家を無くしたね。我々は。2014/09/29

バーニング

1
キャラクターの履歴書を作るという話は知っていたがそれは脚本を整合的に組み立てるための一つの要素でしかなく、他にも様々な工程で豊富なこだわりを見せていることがよく分かる一冊。通常できあがったものしか読者や視聴者は見ることがないが、ここまで具体的に手の内を明かすというのも珍しい。もう少しで没後10年になるが、埋もれていたと思われる本書の文庫化は非常にありがたい。2014/04/24

Tomomi Yazaki

0
B級 淡々と記述する著者のイメージからは全くと言っていいほど、死の影を思わせるものは感じられない。確かに氏の小説は常に死と無情を題材としているものが多いが、本当に自ら命を絶ったのだろうか。青い鳥のコンセプトは「どんなに辛くとも全てを受け入れ、生きろ!」ではなかったのか!? 巻末のラインナップを見て、「えっ!これも野沢尚か!」と驚かされる作品が多々あり、氏の才能の豊かさを忍ばせるが、そんな彼の死は、メディアや文学界にとって大きな損失だったのは、間違いない。2017/03/01

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