内容説明
乱歩やクイーンを読んでいた著者はシナリオに目覚め、ミステリードラマ史上に燦然と輝く名作『眠れる森』や『氷の世界』を世に問う。犯人は誰か、毎回盛り上がる視聴者とネット世論。最終回で明かされた驚愕の真相―それらはどんな発想で生まれたのか。プロットの端緒からシナリオが完成するまでのプロセスと合わせ、著者の発想を公開したドラマ脚本論。
目次
第1章 僕とミステリーの出会い―創作プロセス シナリオライターへの道
第2章 名作『喪服のランデヴー』日本版、企画制作秘話―創作プロセス テーマ探しからストーリー構成案作成
第3章 『眠れる森』で直季(キムタク)が死んだワケ―創作プロセス 企画書作成(覚書と登場人物の履歴書)
第4章 『眠れる森』の犯人のヒントはここにあった―創作プロセス 企画書作成(プロット)からハコ書き
第5章 『眠れる森』で仲村トオルに見つけてもらった「穴」―創作プロセス シナリオ執筆その1(卜書と準備稿作成)
第6章 『リミット』のプロローグはこうして作られた―創作プロセス シナリオ執筆その2(「直し」の重要性)
第7章 ミステリードラマが書ける喜び―創作プロセス シナリオライターという仕事とは
特別掲載『ネット・バイオレンス』
野沢尚作品紹介
著者等紹介
野沢尚[ノザワヒサシ]
1960年愛知県生まれ。日本大学芸術学部卒。83年に城戸賞を受賞し、脚本家デビュー、シナリオの他小説も執筆。97年の江戸川乱歩賞受賞を皮切りに、99年に向田邦子賞、島清恋愛文学賞、2001年に吉川英治文学新人賞、02年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。ミステリー、恋愛、青春、家族物など奥深い独自世界を表現。04年の逝去時から現在も、各界からその才能を惜しむ声が続く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mimimama
法水
matsu
バーニング
Tomomi Yazaki
-
- 和書
- Pascal演習