内容説明
家族の愛を享けられず、自堕落な日々に溺れ、互いの存在だけを頼りに育った幼馴染み、21歳のはるかと20歳の光代。リラ冷えの季節、ふくらんだ借金返済のため二人は7歳の少女をさらい身代金800万円を要求する誘拐劇を実行に移す…。女性の等身大の愛と性を描き支持を集める名手が故郷・北海道を舞台に、稚拙な犯行に及ぶ若者の赤裸々な性と心情に迫った渾身作。
著者等紹介
谷村志穂[タニムラシホ]
1962年北海道札幌市生まれ。91年処女小説『アクアリウムの鯨』を発表。以降、小説を中心に、エッセイ、紀行、訳書など幅広い分野で活躍している。2003年『海猫』で第10回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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らむり
31
どうしようもない女性二人が誘拐を犯すお話。光代は一番苦手なタイプ・・・。2014/04/04
A
21
みっちゃんと、はるの若い2人が身代金目的の誘拐を行う。どんどん落ちていく2人。生い立ちはかわいそうだが、2人とも好きになれない。2022/02/08
mayu**
1
読む価値なし。 嫌悪感しかない。2014/02/22
ゆーた
0
何とか読み終わったって感じ。 小樽と札幌が舞台の女二人のダメな人生。 銭函駅の切符欲しいな(笑)2014/12/24
けんたん
0
たんたんと、闇度アップ。2014/03/16